『ハッピーシュガーライフ』 を読んで
りせどです。
疲れているときって甘いものが欲しくなりますよね。
自分も就活中は常に疲れていたので脳が甘いものを欲していました。
それでもケーキは食べにくい、チョコレートは苦手、アイスもいらない。
そんな思いのなか、ぴったりなアイテムを発見。
それがモンスター。
甘さを含みながら気持ちをリフレッシュさせる炭酸。それでいてカフェインによる集中力強化の特典付き。
こんな最強のアイテム他にはないって思っていました。
そんな思いからモンスターを1か月間毎日飲みました。
「あぁやばいなコイツ」って感じですね。
確かにヤバかったです。
・顔がやつれる。
・体が不健康になる。
・トイレが近くなる。
・快眠できなくなる。
・朝が弱くなる。
・メンタルが豆腐になる。
・歯が痛くなる。
・1本じゃ足りないなって思ってくる。←末期です。
これらの症状があらわれます。
ふつうの生活を送りたい方は飲むのをやめましょう。
最終的にカフェインの効果が効きにくい体質になり、自分にとってモンスターはただの甘い炭酸になってしまいました。
モンスターが効かないときの話↓risedcomics.hatenablog.com
それでも大好き!
いまでも良く飲んでいます。
そんな甘さでヤバくなった体で甘そうでヤバいマンガを紹介します。
『ハッピーシュガーライフ』(鍵空とみやき)
松坂さとうは高校1年生のJK。そんな彼女が愛してやまない存在が年齢不詳の子供、神戸しお。さとうはしおと幸せに暮らしていますが、それを邪魔する存在がたくさん。さとうの狂った愛はそれらを壊していきます。(risepedia)
あらすじだけ見ると普通じゃんって思いますが、実はさとうはしおを誘拐(監禁)しています。
さとうは自分の幸せな暮らしを守るため=誘拐を隠すために狂った行動をとります。
しおは幼く一部の記憶がないため誘拐されていることに気付いていないのです。
狂った行動、、。
簡単にいうと殺人です。(といってもまだ2人)
この作品に出てくる多くのキャラクターは考え方が狂っています。
頭がハッピーな奴ばっかりです。
尻軽で頼めばすぐにヤラせてくれると評判の見た目もかわいいJKのさとう。しかし、しおと出会ったことにより本物の愛を知り、彼女との暮らしを守ることに心血を注ぐようになりました。これが悲劇のはじまり。人を陥れ、警察や知り合いから逃げ隠れ、そして殺す。愛するがゆえの行動にぞくぞくしてきます。
そしてさとうに愛される年齢不詳の少女しお。無邪気で素直で子供らしくて天使のような存在。頭がハッピーキャラが多くいるなかの清涼剤です。ただ、存在が多くの人を狂わせてしまっていることを考えると全ての狂いの元凶かもしれません。さとうだけでなく三星君にも好かれます。
この二人がメインキャラですが、三星太陽・プリンセスインペリアル店長・北埋川先生など数多くの狂ったキャラがいます。
もちろん普通のキャラクターもいますが、大抵不遇な目にあっています。
5巻のラストは悲しくなりました。
おかしいな・やばいなと思う人に対して説得は意味がないです。
潔く縁を切りましょう。
さもないと首を切られます。
『ハッピーシュガーライフ』はガンガンジョーカーで連載されています。
このレーベルはダークな物語が比較的多いですが、自分の好みの作品が多く連載しているため定期的に購読しています。(『アカメが斬る!』・『賭ケグルイ』等)
『ハッピーシュガーライフ』との出会いは本屋での試し読み小冊子。
1話のインパクトが強く、カワイイ絵とのギャップが印象的で読み始めました。
この作品の特徴は目(eye)。
困った目・笑った目・驚いた目・冷めた目。
そして狂った目。
目で心情を語っていると言ってもいいほどバリエーション豊かな目が描かれています。
タイトル詐欺で甘くない物語です。
ただ、ビターな話なため甘いものとの相性は抜群。
ケーキなんかを食べながら読んでみてはいかが?